長野県黒姫山の登山
長野県北部にある黒姫山

こんにちは。

登山初心者の鈴木です。

何か新しいことを始めるとき、まずは見た目から入る人っていますよね? 僕です。3年ぐらい前からアウトドア(キャンプとか登山)に興味をもち、始めるにあたってまずはいろんな道具を揃えました。山登り三種の神器と言われるゴアテックスのアウター、登山靴、そしてバックパック。さらに、山を登るだけではもったいないので、カメラを持っていったり、頂上で昼食を作ったり。こうしてかっこいい登山の妄想はどんどん膨らみます。

そんな登山初心者の鈴木が、満を持して長野県の黒姫山に登ったときの体験から反省し、登山に行くときに入念に準備をしたにも関わらず、あるいは入念すぎたがために陥いってしまった失敗を3つ紹介します。初心者登山者のあなたもこんな傾向にありませんか?

登山初心者の傾向

  1. ゴアテックスアウターがマストアイテム
  2. 山頂ではカップ麺とコーヒー
  3. クマさんに出会ったら逃げるか、死んだふりか

1.ゴアテックスアウターがマストアイテム

見た目から入るあなたは間違いなく一番最初に買ってしまうアイテムが、ゴアテックスのアウター。僕はこういったアウターの形のことをゴアテックスと呼ぶのかと思っていました。ゴアテックスとは素材のことだったと知ったのはまだ最近のことです。

ゴアテックス®
ビル・ゴアとヴィーヴ・ゴアがW. L. Gore & Associates(ゴア)を1958年に家の地下室で創業。そんな彼らが開発した防水性と透湿性を兼ね備えた素材。

登山はもちろん野外フェス、キャンプなどのアウトドアシーンや、普段着としても定着していますよね。国内外のアウトドアブランドがゴアテックスを使ったアウターを展開していて、目的や用途に応じて防水耐久性、透湿性、防風性の度合いを変えているそうです。色、デザイン、機能も様々なのでお気に入りのひとつを探してみてください。あなたが見つけたそのゴアテックスアウターが役に立つ日は、登山ではほとんど訪れません。

初心者が登山をするのは春から秋にかけての暖かい(もしくは暑い)時期。数時間も荷物を背負って歩くので、汗だくになること必至。いくら透湿性があるとはいえ、よっぽど寒くない限りアウターのなかはサウナ状態です。登山に本当に必要な衣服は、速乾性のインナーです!

服装対策

速乾性インナーこそマストアイテム
汗で湿ったままの服を着ていると、水分(汗)に身体の熱を奪われ汗冷えを起こしてしまうそうです。そのためにも吸水(汗)速乾性のインナーを着用するのが良いそうです。黒姫山登山のとき、速乾性の半袖Tシャツの上に綿素材のロングTシャツを着ていましたが、汗が綿素材ロングTシャツにどんどん残ってしまい、ちょっと休憩すると外気で冷やされ身体も冷えてしまいました。ロングTシャツを脱いで速乾性半袖Tシャツ1枚だけにすると汗も良く乾き、薄着になったといえど寒さは感じず、快適な山登りができました。

「汗(水分)は空気に比べて25倍の熱伝導率を持っており、肌やウェアに汗が残ったままだと、身体の冷えにつながってしまうのです」

2.山頂ではカップ麺とコーヒー

山頂でやってみたいこと、それは湯を沸かすこと。
ガス缶にストーブをセットし、鍋に水を入れて火をつける。アツアツのお湯をカップ麺に注いだり、あるいはコーヒーを淹れたり。これは男の憧れですよね?男で生まれたからには山頂で湯を沸かしたい。僕が用意したものの一覧がこちらです。

  • ガス管(snowpeak 110g)
  • 専用ストーブ ケース付(snowpeak 約110g)
  • やかん(170g)
  • カップ麺(日清の王道のあれ 約100g)
  • ステンレスマグカップ(約100g)
  • コーヒードリップパック(約10g)
  • 水500mlペットボトル×2本(約1000g)

合計するとおよそ1700g。結構な体積と重さです。その半分以上を占めるのが水。カップ麺に必要な水が300ml、コーヒーがおよそ150mlなので、ペットボトル1本あれば十分な気もしますが、マグカップを(インスタントラーメンを作る人は鍋も)洗うときに使うなど、水が活躍するシーンはたくさんあるので多めに用意しておく必要があるでしょう。

黒姫山の山頂は風も弱く(2015年10月24日)、ウィンドストッパーを忘れても問題なく湯を沸かすことができました。カップ麺に舌鼓を打ち、食後のコーヒーを嗜む。その姿は登山初心者が憧れる姿そのものでした。しかし、悲劇はここから始まります。山頂で捨てるわけにはいかないのでスープは残さず飲み干します。あまりゆっくりできないのでコーヒーも急いで飲み干します。もうお腹はたぷたぷです。OPP(おなか ぴー ぴー)です。トイレはありません。

山頂で湯沸かし
山頂で湯沸かしカップ麺は男の憧れ。

湯沸かし対策

二兎を追うものは一兎を得たところで、残念なかたちで両方を手放すことになります。お腹が弱い人はどちらか片方を潔くあきらめましょう。カップ麺とコーヒーは2つに1つです。あきらめることでペットボトルを1本減らすこともできます。そもそもこの水以外にも給水するために飲料(500ml〜1000ml)を持ち歩いてると思うので、1本減らせるのは足腰にとっても嬉しいです。いかに荷物を減らして軽くできるか、これが今流行のファストスタイルです。

3.クマさんに出会ったら逃げるか、死んだふりか

ある日、森の中でクマさんに出会ったらあなたはどうしますか? 僕たちは幼いころから「お逃げなさい」という教育を受けてきました。一方で、「死んだふり」も有効であるといった噂もどこからか耳にしました。どちらが正しいのかはググってみてください。僕が言いたいのは出会ったときにどうするかよりも、出会わないためにどうすべきか、という対策をしましょうということです。

クマ対策

アウトドアショップに行くと、熊よけの鈴がたくさん売っています。価格は800円から2500円まで様々。(僕としては)想像以上に高い。実際手に取ってみると、高い鈴はとても良く響き、遠くまで聞こえそうな音を奏でます。とはいえ、登山のときにしか使わない鈴に2000円も払えない。買うべきかどうかもやもやする日々をすごしていました。季節は冬間近。クマが街に現れたというニュースが増え、知床半島の野生のクマが度々がテレビに映ります。もしクマに出会ってしまったら、想像するだけでビビります。

黒姫山の登山前日にとうとう怖じ気づいた僕は、長野市内にあるダイソーに向かいました。そこで見つけたのがこちら。

鈴とカナビラ
100円ショップの鈴とカナビラ

大きい鈴(2個入)とカナビラ(リング付)をこうします。
手作り自作の熊よけ鈴
手作りの熊よけ鈴

216円で出来ました。
100円ショップの鈴は安い音しか出ないのですが、これだけ大きい鈴を2つ装着すると安い音だけどガラガラと大きな音がでます。これをカバンにではなく、ズボンのベルト通しに引っ掛けます。位置は、付けたときに鈴が右足か左足の前にくるようにします。歩くたびに太ももで鈴を蹴り上げ大きな音を出せます。これでクマも僕の気配を察し森の奥へと隠れてくれたのか、無事に7時間の登山を終えることができました。

振返り。

登山初心者として学んだことは、何度も登ることが大事なんだなぁってことです。靴下はもっと分厚くて長いのにすればよかったなぁとか、登山スティック(ストック)って必要なんだなぁとか、大勢で登ると単独よりも30分から60分くらい余計に時間がかかるなぁとか、登るたびに発見がたくさんあります。見た目から入るだけでなかなか登山しない僕ですが、どんどん登ってみようと思います(もう冬なので来年の春ぐらいから登る)。あ、100円ショップのカラフル軍手もとても便利です。

100円のスマホも使える軍手
スマホも使える蛍光イエローの軍手(蛍光ブルーとピンクもある)